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断熱

様々な断熱材があります。それぞれに長所、短所があります。
断熱の仕方も幾通りか方法があります。その幾通りかの方法にはそれぞれのポイントがあります。
それらの方法にも、長所・短所が存在します。
その正しい知識を持ち、そのポイントを抑え、しっかりと施工できる技術がなければ、
冬暖かい家など・・・・・絵に描いたモチでしかありません。

営業マンなどがこう言います。
「お客様、当社では、この断熱性能の非常に高い断熱材を入れてあるから暖かいのですよ〜(^J^)」
いいえ、そうではありません。入れ方が重要なのです!!
例えば、参考書。
どんなに解りやすい参考書でも、読まなければただ本棚に置いてあるだけです。
読んで理解して、そして成績が上がるのです。買っただけでは成績は上がりません。
断熱材もただ入れただけでは、本棚にある参考書です。ただあるだけ!!
断熱材の性能を出してあげるのは、入れ方なのです!!

 

 平成20年1月24日 記載

 

熱損失係数 (Q値)

去る2月3日の新住協全国一斉内覧会に参加した『Q=1.33の家 これぞパッシブソーラーハウス』の会場で

あるお客様からこのような質問を受けました。

「スイマセン。この、熱損失係数 Qとは何でしょうか?」

確かに、あまり馴染みの無い言葉ですね。

HPのカテゴリーの一つ『高橋工務店は宣言します!』にも登場する言葉です。

それではココで解説いたしましょう。

まず、下の図をご覧ください。

図3.jpg

この図は、冬の住宅で熱がどこの部分から逃げる(移動する)のかを表したものです。

熱は、温度の高いところから低いところへ移動します。ですから、冬は室内から外へ熱は逃げるのです。

(余談 : 熱の移動を断つ。 断熱とはそういう意なのです)

ご覧のように、天井・壁・床・窓などから熱は逃げます。

最近の住宅は【換気設備】が付いていますので換気によっても熱は逃げます。

簡単に言えば、これらの部分から逃げる熱の量を全て合わせた値が『総熱損失』となります。

そして、『総熱損失係数』とは、外気温と室内温度の差が1℃の時、1時間にその住宅全体から逃げる熱の量を表した数字です。

冬は、室温と外気温度の差が大きいですね。例えば、室温が20℃で外気温度が0℃の時

 

住宅全体から逃げる熱の量(1時間あたり)=『総熱損失係数』x(室温20℃-外気温度0℃)

 

となります。温度差があればあるほど、住宅から逃げる熱の量は大きくなる事がご理解頂けると思います。

住宅からは熱が逃げない方が良いに決まっています。その為には『総熱損失係数』を小さくしなくてはなりません。

その方法は幾つかあります。

  • 熱が逃げる面積(天井・壁・床・窓)を小さくする
  • 熱が逃げる部分の性能(断熱性能)を向上させる
  • 換気を小さくする (熱が逃げないものにする)

などが挙げられます。家が大きいよりは小さい方が『総熱損失係数』は小さくなります。当然ですね。

家は様々な大きさで、一軒一軒違います。それらの家の断熱性能を比べるのに使われるのが

 

『総熱損失係数』を『家の大きさ(床面積㎡)』で割った値    熱損失係数 (Q値) という訳です。

 

しかし、重要なのは『総熱損失係数』です。『家』を造るうえでは欠かせません。

様々な用途で使用します。暖房機を選ぶ際にも使います。その他にも・・・・・ターーークサン!ございます!!!

ですから私どもは、全ての住宅に提示することを  『宣言』 しているのです。  

 

 平成20年2月8日 記載

 

 

 

新しい家は暖かい?
この間、『白岩の家』で完成内覧会を開催したとき、あるお客様からこのような意見を頂きました。そのお客様は、5年前に家を新築され(高橋工務店施工)、その後も欠かさず見学会には参加されている方です。そのお客様が、少し残念そうな、寂しそうな笑顔でこうおっしゃいました。

「僕たちの頃と比べ、技術が進歩しましたね。やはり、新しい方がより良くなるのでしょうか。」

ご自宅と『白岩の家』を比較しておっしゃったのでしょう。私は、そのお客様に

「技術は少ししづつではありますが、進歩します。しかし、新しい事が即ち良いものだとは思っていませんよ。」

お客様には私の答えが意外だったのでしょう。いぶかしげな表情でその後の説明を聞いておられました。

 

テレビなどで新築の家を紹介する番組などで、住んでいる方がよくこのような感想おっしゃいます。

「新しい家だから、大変暖かいですよ!」

新しいから暖かい、多くの人も同じような思いなのではないでしょうか。技術は日々進歩し、現実に反映される。家の断熱性能は日々進歩し、より省エネで暖かい家が実現される。新しい方が、よりあたたかい!

 

現実はどうでしょうか?私は「新しい家が暖かい家」になっているとは、残念ながら思えません。

その理由は、多くの住宅会社は断熱材は入っていれば効いていると思っているように見受けられるからです。断熱材が持っている性能を発揮するには、入れ方が重要です。施工方法が鍵になります。施工方法が正しくなければ、性能は発揮されず『冬暖かい家』にはなりません。建築途中の現場を見かけた時、たまに中の様子をうかがってみますが、断熱材が正しい施工でなされていない現場がよくあります。テレビ番組でも見かけます。以前に流行りましたリフォームの前後を紹介する番組がありました。私が見た限り(全て見た訳ではありません)では、見かけは確かに新しくなりましたが、断熱材が正しく施工されている現場は一つもありませんでした。

 

新しく家を建てたり、リフォームをすれば『見た目』は綺麗です。新しいから当たり前ですね。

しかし、断熱材が効いているかどうかは壁の中の断熱材の『入れ方』で決まりますので、新しい事があたたかい事には繋がらないのです。リフォームなら確実に体感できるでしょう。見た目は新しくても、冬の寒さは変わらない。暖房に使用する灯油の消費量も変わらない。    新しくしたのに・・・・・・・綺麗になったのに・・・・・・・・・・_| ̄|〇

 

逆を言えば、『暖かい家』にするには正しい断熱材の『入れ方』を施せばそうなるのですから、新築しなくてもできます。そうです!リフォームで『暖かい家』が実現するのです。私たちは「断熱リフォーム」と呼んでいます。                                          見た目は変わらなくても暖かい(*^_^*)   暖房に使う灯油の消費量も減った(●^o^●)

 

「断熱リフォーム」の技術は確立されています。正しい断熱材の『入れ方』を熟知し、実践できる工務店なら可能です。そして、その技術の応用は計り知れないほど多岐に渡ります。そのお話を、お客様に申しましたら表情が一変なさいました。そして、奥様と今後の我が家の未来予想図を楽しそうに描き始めたのでした。

 

エッ、どんな話をしたかですって。その話の内容は・・・・・・・・・・・・・・見学会にお越しください。お待ちしております。

 

新たに建て直さなくても『暖かい家』は手に入ります。その技術が確立されている工務店なら・・・・・・・・・・・

(新しいとは見方を変えれば、実績が無い事。古いとは歴史が有る事。)             

        

 

 平成20年12月1日 記載

 

 

 

 

 


断熱02

 
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